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よくあるご質問


探偵ジム・ブローディが主人公の作品は他にありますか。

『ジャパンタウン』は日本を題材にしたジム・ブローディの初めてのサスペンス小説です。彼が主人公の第2作についてはすでに契約を交わし(実際、契約書にも彼の名前が登場しているのです)、現在編集段階にあります。3作目の推理小説は執筆中、4作目はうずうずしながら出番を待っているという状態です。


あなたが日本に住み、働いていたというのは本当ですか。

はい、本当です。今も日本に住んでいますが、最近は以前に比べ頻繁にアメリカに戻り、長く滞在することが多いです。 私は長年、東京の出版社に勤務していました。仕事柄、様々な分野の一流の日本人に会うことができ、その結果、日本人でも外国人でも一般の人が目にすることのない世界に触れることができました。そして私が見聞きしたすべてを描き出しながら、日本を舞台にしたサスペンス小説を書いてみようと思ったのです。


なぜ日本に行ったのですか。

正直に言いましょうか。ちょっとした冷やかしのつもりだったのです。子供の頃から一度は海外で暮らしてみたいと思っていて、それ以外に大それた計画などありませんでした。やがてロンドンを第一候補に、第二にパリに行くことを考えるようになりました。どちらにも出版社が多くありますからね。そうしたらあるとき、日本人と出逢う機会があり、日本に来てはどうかとの誘いを受けました。「それも悪くないかもしれない。ヨーロッパへは後で行けばいい」と思い、そうしてみました。ヨーロッパは素晴らしいところです。けれども、大学を卒業するためにアメリカに戻った後も、日本のことはずいぶん長い間頭から離れませんでした。そして5年後に再び日本を訪れることになったのです。


日本語は話せますか。

はい、今は話せます。日本を初めて訪れた時と2度目の時は話せませんでしたけど。


あなたとジム・ブローディではどちらのほうが日本語が上手ですか。

それはいつも議論の種になりますね。時に夜が更けるまでのね(笑)。


あなたがストーリーに織り込んだ日本の文化的な側面はとても魅力的で、美術的な背景もそうです。どうやって日本の美術を学んだのですか。

私の家庭にはいつもアートがありました。私の祖父は趣味で木工細工をやっていて、才能あふれる人でした。ただ、プロにはなりませんでしたけれど。私の弟のマークは芸術家です。また両親は地域の芸術家による作品を、手が届く範囲で購入し部屋に飾っていました

日本の美術は明らかに違っていて、すぐに私の目に留まりました。日本人は、私たちアメリカ人が「単なる工芸品」と思っているものをより高いレベルに引き上げていますね。それはまさに芸術と言えます。中には生活に組み込めるものもあって、雰囲気のある陶磁の皿や酒瓶などは日常的に使うことができる芸術品です。

すべてがそうだとは言えませんが、最も優れたものは芸術家の目で造られています。私が初めて集め出したものの一つに、お猪口があります。日本各地の著名な陶芸作家が造ったもので、どれひとつとしてスタイルが同じものがありませんでした。粋ですよね。お猪口は友人が飲みに来たときに使っています。数はそれからどんどん増えていきました。

私は日本の静謐な芸術品に特に魅力を感じました。例えば、陶芸、水墨画、書道などです。私自身気づいていませんでしたが、すでにその当時からジム・ブローディの片鱗はあったわけです。


日本の文化はとても奥が深いとよく言われます。どうやって理解できるようになったのですか

尽きることのない根気に観察、そして決して諦めないこと。語学を学ぶのと同じで、これらのすべてが鍵になりますね。自分ではとりわけ辛抱に辛抱を重ねてきたと思っています。

私にとって日本語で日本人と対話することは至福を感じることのひとつです。もし、もう一回生きることができるならば、できる限り多くの外国語を学びたいですね。お恥ずかしいことに、学生時代、外国語は疑いなく一番苦手な学科でした。だから、私ができるのだったら誰にでもできるということですよ(笑)。ひとつ外国語を学べば、一気に何百人という人と話せるようになるのです。いろいろな意味で励みになりますね。


日本のことを深く理解できるようになるまでにどれぐらい時間がかかりましたか。

いつも答えるのに苦労する質問ですね。最初は2年もあれば十分だと思ったのです。しかし、2年経ってかろうじて表面を理解した程度。それに私の語学力もまだ稚拙なレベルでしたね。

さらに2年を費やしてようやく少し前進したように思いました。さらに進歩して、日本と日本人をもっと深く理解できるようになったと感じられたのは7年目のことでした。私は日本在住の他の外国人から7年目は転機になると聞いていました。7年かけてようやく理解できるようになった私は他の人より遅いということなのでしょうか。というよりは、おそらく7年目に転機を迎えるのには7年かけて深く理解する必要があるというのが本当のところでしょう。実際、私は外国語の達人ではありませんし、日本のことを完全に理解するのは本当に難しいです。しかし日本人にしてもそれは同じことだと思います。日本の歴史は長く複雑で、800年前の九州(当時はそう呼ばれていませんでした)での常識が300年後の東京(こちらも名称が違いました)ではまったく通じないのです。こんな風に歴史を重ねている訳です。


あなたが本で描いた日本の文化や歴史に関する記述はすべて正確ですか。

もちろん! 私は、文化、芸術、歴史の重要なニュアンスを、日本の作家と同じようにそっくりそのまま描出するように努めています。正しい情報を得るため十二分に時間をかけ、最も信憑性のある方法でそれぞれの分野が持つ感覚をお伝えするようにしています。こういうことができるのは、長い間日本に関する書籍の編集に携わってきたからだと思っています。それと、多少ですが仕事から離れて執筆したり、好奇心に駆られてよく旅をしたりしました。

読者には、私が本の中に盛り込んだ日本の文化を感覚的に捉えてもらいたいと思っています。もちろん物語という枠の中でのことですが。そして私自身は、日本の文化を単純化し過ぎることは決してやらないと決めています。実際、世の中ではよく行われていますが。

『ジャパンタウン』、そして今後の作品においても、本に登場する事実関係はすべて明確に議論する「信憑性について」と題する章を、各本の最後に設けています。


編集者であったことは本を出版するのに役立ちましたか。

期待していましたが、そうはなりませんでした。準備をするのに役立ちましたが、編集者であったために書くことが楽になったということはなかったですね。むしろ、エージェントや編集者、そして出版社がどういうことを、なぜ行うかについてより深く理解できるようになりました。しかし結局のところ、作品自体が受け入れられないといけないこともわかりました。


元編集者として、作家志望の方に何かアドバイスはありますか。

その点については何度も聞かれたので、編集者兼作家の観点で論じる「ライターのためのコーナー」(英語のみ)をサイト内に特設しました。このコーナーでは自分で活用しているコツや、担当編集者として作家をサポートする際に心がけた秘訣を書いています。時間が許す限り、さらに書き加えていくつもりです。

今すぐにでも役立つものを知りたいというのであれば、こういうのはどうでしょうか。「5分でいいから毎日書く。もし書く気分になれなかったら、メモをとるか書いたものを整理する、またはアイデアを書き留めるようにする」。

言い換えれば、「一年中毎日かかさず、自分の本について何かをすること。これを自分の最重要事項とすること」。


あなたやジム・ブローディシリーズの新作に関する最新情報はどうやって入手できますか。

一番簡単な方法は当サイトのニュースレターに登録することです。お伝えしたいと思う面白いことがあったときに、購読者のメールアドレスに直接メッセージをお送りいたします。次回作などの情報は必ずニュースレターでお知らせします。登録されたメールアドレスは個人情報として保護されますのでご心配なく。

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(翻訳・赤荻文子)